見どころ・訪問記録
概要
竜頭の滝(りゅうずのたき)は、栃木県奥日光の湯ノ湖から流れ出た湯川が、約210メートルにわたる溶岩の斜面を階段状に滑り落ちる滝です。落差は約60メートル、滝幅は約10メートルで、標高およそ1,350メートルの高地に位置します。滝壺近くで流れが大きな岩を挟んで二手に分かれる様子が龍の頭に見えることが、その名の由来とされます。華厳滝・湯滝と並ぶ「奥日光三名瀑」の一つに数えられ、白い水が長い斜面を一気に駆け下る渓流瀑らしい豪快な姿が特徴です。
アクセスの要点
公共交通の場合、東武日光駅またはJR日光駅から湯元温泉行きの路線バスで約60〜65分、「竜頭ノ滝」バス停で下車し、徒歩約2分で観瀑台に着きます。車の場合は日光宇都宮道路・清滝ICから国道120号を、いろは坂・中禅寺湖畔経由で約30分です。滝の下・横・上には複数の無料駐車場が点在していますが、いずれも収容台数が多くなく、紅葉のピーク時は臨時駐車場が開設されるほど混雑します。いろは坂から先は標高が高く、冬季の走行にはスタッドレスタイヤやチェーンが欠かせません。
見どころとベストシーズン
滝の脇には「竜頭ノ滝園地」の遊歩道が整備されており、滝下から滝上まで約210メートルの流れを、横から間近に眺めながら登れます。途中には観瀑台が設けられ、二股に分かれる特徴的な流れをさまざまな角度から鑑賞できます。ベストシーズンは、周囲をツツジが彩る6月頃と、奥日光がいち早く色づく9月下旬から10月中旬の紅葉期。特に赤く染まった木々と白い流れの対比は、この滝を代表する景観として知られます。融雪期や降雨後は水量が増し、より迫力ある表情を見せます。
注意点
遊歩道や観瀑台は整備されていますが、滝下から滝上までは約210メートルの上り坂が続くため、歩きやすい靴で訪れてください。飛沫がかかる岩場や木道は、雨天後や増水時に滑りやすくなります。柵から身を乗り出さないよう注意しましょう。奥日光一帯はツキノワグマの生息域であり、人が少ない早朝や夕方は特に、音を出すなどの対策を心がけてください。冬季は路面凍結や積雪の可能性があるため、訪問前に駐車場や道路状況の最新情報を確認することをおすすめします。