見どころ・訪問記録
見どころ
犬鳴の滝は山口市仁保上郷、仁保川上流域にある滝で、山口県観光連盟は高さ20m、「くの字」に流れる滝と案内している。名称には、滝壺に落ちた主人を思って犬が三日三晩鳴き、後を追ったという民話が残る。滝の近くには「分け入れば水音」と刻まれた種田山頭火の句碑もあり、滝そのものだけでなく、仁保の山あいに伝わる物語と句碑を合わせて確認できる場所である。
周辺には曲水の滝と夫婦滝もある。ただし、公式案内は周辺にこれらの滝があることを示す一方、3滝を一続きに歩ける周遊経路や所要時間までは示していない。犬鳴の滝を目的にする場合は、夫婦滝・曲水の滝へ向かう分岐を同一ルートと決めつけず、それぞれの入口と引き返し時刻を現地で分けて判断したい。
ルートや時期を選ぶ理由
車では中国自動車道の山口ICから約20分と公式に案内され、県道123号を阿東方面へ進むと入口の案内表示があると報じられている。山口朝日放送の取材では、登山道入口から犬鳴の滝までおよそ550mの整備された歩道を歩いている。一方で、駐車台数・料金や、駐車位置を起点にした徒歩時間は公式に確認できなかった。現地の駐車可否を確認し、車道上や他施設の利用者向け区画には駐車しないことが前提になる。
樹木と沢に囲まれた経路のため、視界と足元を確保しやすい明るい時間帯に往復する計画がよい。新緑期や紅葉期は周辺の植生も見どころになり得るが、公式の見頃情報や冬季の通行条件は確認できていない。訪問直前に山口市または観光案内へ問い合わせ、降雨後かどうかも含めて判断する。
現地で気をつけたい固有の事情
取材時には歩きやすい遊歩道とされた経路でも、沢沿いでは天候や落葉で状態が変わる。滝壺側へ近づくために遊歩道を外れたり、岩場や水際へ下りたりする行動は避けたい。雨の後は水量の変化だけでなく、ぬれた木橋・石・落ち葉による転倒にも注意が必要である。
犬鳴の滝を見た後に夫婦滝や曲水の滝へ向かう場合は、各滝の分岐、通行可能な範囲、帰路の所要時間をその都度確認する。案内標識が不明瞭な場合や増水の兆候がある場合は、代表滝のみで引き返す判断を優先したい。