見どころ・訪問記録
概要
松見の滝は青森県十和田市、奥入瀬川の支流・黄瀬川の上流にある落差90mの二段瀑で、日本の滝百選に選ばれている。上段は白布状に、下段はすだれを縦にしたように広がって落ち、深い国有林の奥に懸かる「秘瀑」として知られる。奥入瀬渓流の名瀑群とは異なり、車道や整備された遊歩道の終点から気軽に眺められる滝ではない。到達には片道数時間の長い歩きと登山装備を要し、滝百選のなかでも屈指の難関とされる。
アクセスの要点
起点は国道102号沿いの黄瀬地区。黄瀬公衆トイレ付近で国道を離れて黄瀬林道に入ると駐車スペースがある。林道はまもなくゲートで一般車両通行止めとなり、ここから先はひたすら徒歩。徒歩時間は出典によって幅があり、全国観光資源台帳(日本交通公社)は「国道102号線から片道約3時間」とする一方、旅行情報サイトでは片道3時間30分〜4時間、往復で約18km・6〜8時間とする記述もあるため、余裕をもった計画が欠かせない。林道歩きに加え、滝の直前では矢印に従って踏み跡へ入り、急な斜面を下る。探勝は丸一日がかりの行程になる。
見どころとベストシーズン
最大の魅力は、長い道のりの末に姿を現す落差90mの二段の流れと、人里離れた渓谷の静けさ。ベストシーズンは紅葉が色づく10月中旬〜下旬で、往復の長距離を歩く価値があるとされる。盛夏は新緑と水量が楽しめる一方、沢筋は蒸し暑い。残雪期から冬期は積雪のため近づけない。
注意点
長距離・長時間の山歩きが前提で、体力と時間管理が欠かせない。ツキノワグマの生息域のため熊鈴を携行し、単独行は避けたい。大雨の後は増水や道迷いが起きやすいので、入山前に十和田市観光協会へ状況を確認するとよい。長靴や登山靴、地図・GPS、雨具、行動食と水、ヘッドランプを備え、日没前に下山できる計画で臨むこと。