見どころ・訪問記録
概要
常清滝(じょうせいだき)は、広島県三次市作木町下作木、作木川の支流にかかる落差126mの滝である。広島県内で唯一「日本の滝百選」(1990年選定)に選ばれており、県の名勝・天然記念物にも指定されている。滝は三段に分かれ、上段が荒波の滝(36m)、中段が白糸の滝(69m)、下段が玉水の滝(21m)と呼ばれる。126mという落差は日光の華厳滝や熊野の那智滝に匹敵する規模で、中国地方を代表する名瀑のひとつに数えられる。
アクセスの要点
車の場合、中国自動車道の三次ICから国道54号・県道62号を経由して約25km、三次市役所作木支所付近の駐車場を利用する。駐車場から滝までは沢沿いの遊歩道を約560m歩き、作木町観光推進協会の案内では徒歩約15分ほどで到着する(他の情報源では約10分とするものもあり、体力や混雑で前後する)。公共交通ではJR三次駅から備北交通バスで約40分、「作木役場前」で下車し、そこから徒歩で滝へ向かう。バス便は本数が限られるため、事前に時刻を確認しておきたい。駐車場の収容台数や料金は公式に明記が見当たらず(観光メディアでは無料で30〜40台程度とする記述もあるが公式未確認)、現地で確認しておくと安心である。
見どころとベストシーズン
三段に折れながら落ちる水の姿が最大の見どころで、中段の白糸の滝(69m)が最も長い。新緑に包まれる5〜6月と、周囲が色づく11月の紅葉期が特に美しい。夏は水量が増え、遊歩道沿いの川のせせらぎとともに涼を感じられる。降雨後は水量が増して迫力が増すが、その分だけ足元の状態も変わる。滝壺近くの展望地点からは三段全体を見上げることができる。
注意点
遊歩道は比較的なだらかだが沢沿いのため、雨天後は路面や岩が滑りやすい。増水時は無理に滝壺へ近づかず、距離をとって観賞したい。落石や落枝の恐れがある区間もあるため頭上にも注意する。冬季は中国山地特有の積雪・凍結が生じることがあり、通行状況は事前確認が望ましい。歩きやすい靴と雨具を用意し、山間部のため飲み物も携行しておくと安心である。