見どころ・訪問記録
「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる吹割の滝は、群馬県沼田市利根町の片品川にかかる名瀑です。落差は約7メートルと高さこそないものの、幅は30メートル余に及び、川底の岩盤が長い年月をかけて浸食されてできた割れ目へ、河川の水が一気に吸い込まれるように流れ落ちる独特の形状が最大の特徴です。あたかも巨大な岩盤が吹き割れたように見えることが名前の由来で、国の天然記念物および名勝に指定され、日本の滝百選にも選ばれています。
アクセスの要点
車の場合、関越自動車道・沼田ICから国道120号を尾瀬・日光方面へ約25分(約16km)です。沼田市の公式駐車場は無料で、滝までは徒歩約3分(約220m)と近い一方、台数が限られます。周辺には民間の駐車場も点在し、無料・有料が混在します。有料は1日500円前後が相場で、「無料」と表示していても店舗利用が条件のケースがあるため、料金表示は現地で確認してください。公共交通ではJR沼田駅から関越交通バスで約45分、「吹割の滝」バス停で下車するとすぐです。
見どころとベストシーズン
滝そのものに加え、片品川沿いに整備された遊歩道を歩くと、鱒飛の滝や般若岩など変化に富んだ渓谷美を楽しめます。遊歩道を一周すると約1時間が目安です。新緑に包まれる5〜6月と、渓谷が色づく10月下旬〜11月上旬の紅葉期がとくに見応えがあります。ただし遊歩道は積雪のため例年12月中旬から3月下旬にかけて冬期閉鎖され、全面開通は4月中旬以降となる年が多い点に注意が必要です。入場は無料です。
注意点
滝ぎわは河床の岩盤を間近に歩ける反面、柵のない区間が多く、水しぶきで濡れた岩は滑りやすくなっています。過去には転落・滑落による死亡事故も起きており、必ず遊歩道の白線の内側を歩き、滝の縁には近づかないことが大切です。融雪期や降雨後は水量が急増し、遊歩道が水没したり立入が制限されたりすることがあります。滑りにくい靴を用意し、天候の急変や増水の兆候があれば無理をせず引き返してください。