見どころ・訪問記録
概要
三条の滝は、尾瀬ヶ原の水を集めて流れ下る只見川源流部にかかる直瀑で、落差は約100m、幅は20〜30mとされる日本最大級の水量を誇る名瀑である。日本の滝百選に選ばれている。豊富な雪解け水を集める残雪期には一条となって轟音とともに落ち、渇水期には水流が数筋に分かれることが「三条」の名の由来と伝えられる。尾瀬の奥深くに位置し、周囲に人工物はほとんどなく、原生的な景観の中で滝を望める点が特徴。
アクセスの要点
公共交通では、野岩鉄道会津鬼怒川線・会津高原尾瀬口駅からバスで福島県側の玄関口である尾瀬御池(標高約1,505m)へ入る。御池には約400台収容の有料駐車場があり、料金は24時間ごとに1,000円、営業はおおむね4月下旬から11月上旬まで。滝の直下まで通じる車道はなく、御池から裏燧林道を経由する周回ルート、あるいは尾瀬ヶ原の見晴を起点とするルートを歩く。いずれも片道数時間の本格的な山道で、日帰りでも早発ちと十分な行動計画が前提となる。木道・木製階段が整備されているが、滝壺展望台へは急な階段を下る。
見どころとベストシーズン
最大の見どころは、水量が最大となる5月下旬〜6月の残雪期。融雪水を集めた滝は迫力を増す。10月の紅葉期も色づいた斜面と滝の対比が楽しめる。ただし滝壺の展望台に下りる鎖は例年10月20日〜5月20日の間は取り外され、通行できるのは5月21日〜10月19日に限られる点に注意したい。展望台からは滝を正面に近い距離で見上げられる。
注意点
長時間の山行となるため、天候急変・増水・低体温のリスクを見込んだ装備と、日没前の下山計画が欠かせない。展望台への木製階段は濡れて滑りやすく、転落・滑落に注意。一帯はツキノワグマの生息域で、熊鈴などの対策をとりたい。営業期間や料金、展望台の通行可否は年により変わるため、訪問前に最新情報を確認すること。