見どころ・訪問記録
秋田県北秋田市、阿仁打当の中ノ又渓谷奥部にかかる段瀑。上段約60m・下段約30mの二段構成で、合計落差は約90mに達し、「日本の滝百選」にも選ばれる県内屈指の名瀑として知られる。標高約800mの山中に位置し、深い森と渓谷に囲まれた景観が特徴で、その名は約300年前の悲恋伝説にちなむと伝えられる。
アクセスの要点
公共交通の便はほとんどなく、車利用が前提となる。秋田内陸縦貫鉄道・阿仁マタギ駅からは車で約25分。市街地からは市道ブナ森線を経て安滝林道に入るが、中ノ又橋から約2.5kmは砂利道、その先の駐車場までの約2.5kmは簡易舗装で、マイクロバス程度までは通行できるとされる。林道走行に不慣れな場合は速度を落とし、対向車に注意したい。冬季は例年11月中旬から5月下旬まで積雪で通行止めとなり、到達できない。なお大雨の影響で市道が通行止めとなる場合があるため、訪問前に北秋田市の最新情報を確認すること。
見どころとベストシーズン
遊歩道入口の駐車場から下段の滝正面までは片道約40分の散策路で、そこからさらに急な坂を約15分登ると上段の滝壺に近づける。全体の所要はおおよそ1時間。散策路は整備されており、体力に応じて下段までで引き返すこともできる。見頃は初夏の新緑から紅葉期にかけてで、営業期間は6月から11月上旬ごろ。とりわけ10月中旬〜下旬の紅葉が美しく、二段の白い水流と色づく渓谷の対比が見どころとなる。
注意点
山中の滝であり、道中はクマの生息域にあたる。熊鈴の携行や単独行の回避など基本的な対策をとりたい。雨後や雪解け期は水量が増え、足場が滑りやすくなるため、増水時は無理に沢へ近づかないこと。上段への急坂はトレッキングシューズが望ましく、飲料水・雨具も携行を。駐車場の収容台数や駐車・入場料の有無は公式情報で確認できておらず、紅葉最盛期は混雑も見込まれるため、時間に余裕を持って訪れたい。